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冬季うつ病に特有の症状と治療法を知る

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うつ病の中でも特にある一定のシーズンのみ症状が現れるタイプは、「季節性うつ病」と呼ばれています。

季節性うつ病の中で最も多いのは、秋から冬にかけて以下のような症状が現れる「冬季うつ病」です。

冬季うつ病にかかりやすいのは男性よりも女性であり、一度発症すると毎年かかってしまう傾向があります。
また、冬季うつ病は、過食や睡眠過多など、一般的に知られているうつ病の症状と反対の症状も見られるため発見しにくいという特徴をもっています。

冬季うつ病の具体的な症状としては、次のようなものが挙げられます。

  • 炭水化物や甘いものが無性に食べたくなる。
  • 不安を感じたり、イライラしたりする。
  • 夏場に比べて首や肩のコリを感じる。
  • 集中力がなくなる。
  • 何をするのも億劫に感じる。
  • 体重が著しく増加する。
  • 睡眠時間が長くなり、常に眠いと感じる。
  • 無気力感を覚える。

 

冬季うつ病の治療法として代表的なものは、強い蛍光灯の光(2200-3500ルクス程度)を1日15分〜2時間程度浴びる「高照度光療法」になります。
冬場は日照時間が短くなり体内時計が狂ってしまうため、安らぎのホルモンとよばれる「セロトニン」の分泌量が減り、冬季うつ病を引き起こすと考えられているからです。

ちなみに、セロトニンの分泌を促進し、冬季うつ病を予防するためには次のような対策をとるとよいでしょう。

  • 朝浴または朝熱いシャワーを浴びることで体を温める。
  • 太陽光を浴びて、日光浴をするよう心がける。光が入らない部屋で生活している場合、部屋の照明をなるべく点ける。日中には、ランチなどできるだけ外出するようにする。
  • 体を動かす。
  • 就寝前に、はちみつを入れたホットミルクを飲む。

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