(更新日:2013年7月10日)
6月27日に広島県で「手足口病警報」が出されるなど、九州や中国地方での手足口病の流行は深刻なレベルに達しつつありましたが、ここへきて、東京都の一部地域や埼玉県内でも、その流行レベルは国立感染症研究所が定めている「流行警報」の基準値(5.0人/定点医療機関)を上回ってきていることがわかりました。
たとえば、増加が目立つ埼玉県内の報告感染者数は次の通りです。
(埼玉県内各市の保健所ごとの報告患者数)
- 加須市:15.0人
- 草加市:10.4人
- 春日部市:8.62人
- 熊谷市:7.33人
- 川口市:6.94人
- 朝霞市:6.33人
※年齢別の患者数を見ると、1歳児が最多で、1〜3歳が全体の60.1%を占めました。
他方、東京都内での増加傾向が目立つのは八王子市で、報告患者数が警報レベルを凌駕する数(定点当たり6.1人)に達し、八王子市東南部においては、実に8.3人という高い数値を示しました。
2011年以来2年ぶりに基準値を上回った埼玉県では、手足口病の予防対策として、こまめに手洗いを行うことを強く推奨しています。
また、その際使用するタオルを複数名で共用することは極力避けて欲しいとの呼びかけも行っています。
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